七五三は、この年頃の子供の年祝いをする古くからの風習に由来するもので、代表的なものは、3才の「髪置」、5才の「袴着」、7才の「帯解」の祝いです。
「髪置」は男女児ともに行われた儀式で、この日を境に髪を伸ばし始めました。また男児は「袴着」で袴を着け始め、女児は「帯解」でそれまで付け紐で着ていた着物から帯でしめる着物にかえました。
つまり形式的にではありますが、七五三を終えて晴れて一人前として扱われるようになったのです。
昔は数え年で行いましたが、今では満年齢で行うところが多くなりました。
●子供が生まれてから7才になるまでの間に様々なまつりが行われるのは、昔から子供は「7才までは神の子」として、神と人との世界の両方にまたがっていると考えられていたからです。
◆十三参り
数えで13才になった少年少女が神社にお参りするものです。
昔は、男女ともに13才が、正式な成人式を迎える前段階の重要な年と考えられていました。関西地方ではさかんに行われています。
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